11/03 カトマンドゥ‐ポカラ‐ビレタンティ‐キムチェ‐ガンドルン
 カトマンドゥから飛行機、バス、ジープを乗り継いでキムチェまで入る。ガンドルンまでは徒歩わずか1時間。
カトマンドゥを朝出発して3:30には到着。前回はポカラに泊まり、シャウレバザールに泊まり、ここまで3日かかった。 
 
 11/04 ガンドルン‐チョムロン
 朝の清々しい空気の中、マチャプチャレ、アンナプルナサウス、ヒウンチュリがくっきりと見えている。濃いピンクの
山桜が満開で朝日に輝いている。ガンドルンの資料館を見学。Rs75。古い屋並みの村の中を抜けて段々畑の道を行く。峠を越えてキムロンコーラまで下り昼食。午後はまた登り返しヒルトップに出る。だらだらと下ってチョムロンに着く。
 
 11/05 チョムロン‐バンブー
 石畳の階段をチョムロンコーラまで下る。川の向こうに登り返す道が長く延びている。人が住んでいる最後の村
シヌワを過ぎると樹林帯に入る。やっと山歩きらしくなる。バンブーは昔の印象と違ってロッジが綺麗になり明るい
雰囲気だ。
 
 11/06 バンブー −デオラリ
 気温0℃、深い谷に囲まれているので日が当たらず寒い。そのためかピッチが上がらず半日行程の予定だったが
ヒマラヤで昼食になる。雲が沸いてきた。谷はますます垂直な壁が両側に迫っている。滝が豊富な水を落としている。
雪が降ると雪崩となり道を塞ぎ危険なところだ。ヒンク(大きな岩が張り出した石室)を過ぎるとすぐにデオラリだ。
 
 11/07 デオラリ‐MBC
 気温−5℃、滝も凍る。少し上がるとデオラリの峠、ロッジが2軒。川の左岸の岸壁に仏の姿が見える。自然が造り出した造形なのだが実に神秘的だ。合掌。
MBCに10時半着。草付きの斜面をハイクアップ。皆歩きにくそう。雲の中からマチャプチャレのピークだけが見える。
天気が下り坂なので、明日のABCへは早目に出発、行動は午前中にすることにする。
 
 11/08 MBC−ABC
 朝方、黒い雲が出ている。ガイドが帰り道が雪崩で道が塞がれないか心配をしている。3案を考える。1.ABCピストンして下る。 2.MBCでステイし様子をみる。3.予定通りABCに1泊する。朝食中に天候が回復してきたので出発する。ABC10時着。ハイクアップするも雪が深くなり1時間程で戻る。時々雪が舞う。
 
 11/09 ABC−ドバン
 夜中に降雪があってテントに積る。ガイドが3〜4回各テントの雪おろしをしにまわっている。雪の量によっては夜中
下山しなければならなくなると心配をしたらしい。5時にテントを出る。晴れている。−7℃。丘に上り三脚をすえて
日の出を待つ。アンナプルナT峰は雪煙が激しく吹きあげている。そして赤く燃えてきた。太陽はマチャプチャレの肩
から昇る。アンナプルナサウスにマチャプチャレの影が投影している。
 帰りはMBCまで雪道だった。MBCから下は雪はなかった。
ガイドはバンブーまで下ろうといったが、ヒマラヤからポツポツと雨が当たるようになりドバンではずぶ濡れになった。
ロッジの部屋は満室でテントを張った。
 
 11/10 ドバン‐チョムロン
 −3℃、濡れた衣類をそのままパッキングする。生乾きのシャツを着て歩きだす。雨具をこの日は用意したが、結局
降らなかった。シノワまで来ると日射しが強く、昼食の出来るまでの時間に頭や顔を洗う。髪はすぐに乾いた。
 チョムロンまで戻ってきた。
 
 11/11チョムロン‐タラパニ
 段々畑の中の道をゆっくり登って行く。サラプのロッジの庭は広い芝で気持ちが良い。最近ここからタトパニに出る
新しいトレッキングルートが出来ていてヨーロッパのトレッカーに人気があるらしい。日本にはまだ紹介されていない。
 キムロンコーラまで下り、一登りするとタラパニに着く。ここもすっかりきれいなロッジに変わっていた。初めて訪れた時泊ったロッジの庭にテントを張った。日本人のキャンピンググループは久しぶりだとオーナーが言っている。
確かに日本人は少ない。今は中国人、韓国人、東南アジアの人達が圧等的に多い。
 
 11/12 タラパニ‐ゴラパニ
 朝暗いうちから空や山肌の色の変化を眺めるのは楽しい。このコースは朝焼け、夕焼けが毎日見ることが出来る。
今日もシャクナゲの原生林の中を歩く。古い木は100年は経っているという。デオラリでヤクチーズとチョルピーを
見つけた。ここのオーナーは北側の山でヤクを飼っている。ヤクチーズRs1000/Kg。ダウラギリが見えてくる。
 夕焼けを期待してプーンヒルに上がる。ダウラギリとアンナプルナTは雲がかかっていた。
 
 11/13 ゴラパニ‐ティルケドンガ
 3時起床、4時出発。真っ暗な道をプーンヒルに上がる。昨夕歩いているので不安はない。朝はチケットセンターが
開いている。50Rs。先頭で到着。下を見るとヘッドランプの行列が続いている。日の出を拝んで下山。
 朝食後一日休養を決めた直後、バンダ(スト)で道路が封鎖されてタトパニからのチャーターバスが走れないという。
急遽下山ルートを変更してビレタンティに下ることにする。9時半には歩きだした。長い下り道だ。
 
 11/14 ティルケドンガ‐ビレタンティ
 しばらく歩くと自動車道が出来ている。何年かするとゴラパニまで車が走るのだろうか。午前中に到着。
最後の夜は全員で歌と踊りのパーティーとなった。
 
 

アンナプルナ内院・プーンヒル
2013/11/03-11/15

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アンナプルナ内院・サウスベースキャンプとプーンヒルは1999年以来14年ぶり2回目のトレッキングになる。時期もコースもほぼ同じである。
前回2回はロッジ泊であったが今回はキャンピングとした。メンバーは初めてネパールを経験する人、2回目、3回目の人の10名だったが
高山病の影響もなく楽しいトレッキングになった。